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STEP5 成年後見制度と民事信託

こんにちは。

川木建設 不動産相続相談室の夢川です。

 

4/10(水)、「第5回相続勉強会」を開催しました。全5回シリーズで構成された相続勉強会の第1クール、最終回でした。これまでSTEP1~4を通じて、相続の基礎知識・生前にできる対策・不動産評価の方法・納税や節税の対策を学んでいただきました。STEP5は応用編という位置づけで、認知症への備えを大きなテーマとしております。認知症の発症後に使える成年後見制度、認知症の発症前にご家族に資産管理を任せておく民事信託、この2つを中心にお話しました。

 

また、最後に第1クールの総括として、円満な相続対策を実現されたあるご家族の実例をお話しました。全5回を通して学んでいただいた知識を復習していただきながら、現在の法律に則ってご家族が納得のいく対策をするためのポイントを解説しました。参加者様にとっても、全5回を振り返り、お考えをまとめる回になっていましたら幸いです。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

 

それでは改めて、STEP5の内容をご紹介させていただきます。

 

【STEP5~成年後見制度と民事信託~】

1)成年後見制度

本題に入る前に、まずは「認知症社会の到来」と題して、認知症高齢者数の推移や将来予測からお話しています。また、認知症になってしまうとなぜ資産が凍結してしまうか、資産が凍結するとどのような問題が起こるか、改めて認識していただきます。そのうえで、認知症を発症した後にその方の財産を守る制度として「成年後見制度」があること、法定後見と任意後見の違いなどを解説しています。

 

2)民事信託

そもそも信託とは、資産の所有者が信頼できる個人や法人に、その資産の管理・処分を任せる(信じて託す)ことです。ご家族の中で行われる信託のように、非営利目的の信託は民事信託と呼ばれております。この民事信託を活用して、将来の認知症発症や相続発生に備え、予め資産の管理や活用を次の代の方へ託しておく方法を、事例を交えてお話ししています。

 

相続勉強会は今後もSTEP1~5を繰り返し開催してまいります。次回第2クールは、5/15(水)よりスタートいたします。各回とも5組様限定の少人数制となっておりますので、お早目のご予約をお待ちしております。

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今後とも、相続勉強会をどうぞよろしくお願い申し上げます。